これまでに約3万人のマンション管理士が誕生している

前のページでは、マンション管理士試験の合格率の推移、ならびに男女別・年代別・試験地別の合格率についてご紹介しましたが、ところで、合格率が10%を切るほどに難易度の高いマンション管理士試験とはそもそもどんな試験なのでしょうか?

マンション管理士試験は、やはりマンション管理に関する国家資格である管理業務主任者試験と時を同じくして、平成13年度に創設されました。これまでの全12回の試験で、約40万人もの人たちが受験し、約3万人の合格者が誕生しています。見方を変えると、これまでにたった3万人しか合格できていないというのが、マンション管理士試験の難易度の高さを物語っているとも言えます。

ちなみに、マンション管理士に似た名称の資格として、区分所有管理士・賃貸不動産管理士・賃貸不動産経営管理士・賃貸住宅管理士などがありますが、これらはすべて民間資格。それに対してマンション管理士は国土交通省が管轄する国家資格であるといった違いがあります。もちろん難易度に関しても、マンション管理士試験の方が断然高くなっています。

マンション管理士試験は例年11月の最終日曜日の午後に2時間かけて実施されます。試験の実施場所については、札幌・仙台市・東京都・名古屋市・大阪市・広島市・福岡市・那覇市ならびにこれらの周辺地域となっています。

次に試験科目についてですが、マンション管理士試験にはいわゆる試験科目というのはなく、2時間1コマの試験が行われます。ただし、試験で出題される分野・内容については、以下のように定められています。

(1)マンションの管理に関する法令及び実務に関すること
建物の区分所有等に関する法律、被災区分所有建物の再建等に関する特別措置法、マンションの建替えの円滑化等に関する法律、民法(取引、契約等マンション管理に関するもの)、不動産登記法、マンション標準管理規約、マンション標準管理委託契約書、マンションの管理に関するその他の法律(建築基準法、都市計画法、消防法、住宅の品質確保の促進等に関する法律等)等
(2)管理組合の運営の円滑化に関すること
管理組合の組織と運営(集会の運営等)、管理組合の業務と役割(役員、理事会の役割等)、管理組合の苦情対応と対策、管理組合の訴訟と判例、管理組合の会計 等
(3)マンションの建物及び附属施設の構造及び設備に関すること
マンションの構造・設備、長期修繕計画、建物・設備の診断、大規模修繕 等
(4)マンションの管理の適正化の推進に関する法律に関すること
マンションの管理の適正化の推進に関する法律、マンション管理適正化指針 等

>>合格率が全国平均の3.97倍!マンション管理士の通信講座とは?